
歴史の教科書では
信長は家臣の
明智光秀の計略により
本能寺にて炎に包まれて
この世を去った
そして明智光秀は
その直後に
当時の羽柴秀吉により
討ち取られた
とされています
この事件は
壮大な夢が隠されており
光秀と秀吉は
その一躍を
買って出ていたのです
今回は
平和な世の中を
創るために起こされた
本能寺の変の裏側を
お話していきます
信長が想う平和な世界
戦国の時代とは
武士であれば食事に困ることはなく
百姓は畑仕事で奉仕しても
世間的には低い身分として
位置づけられていました
信長はこの
身分というものを撤廃し
人々が平等に暮らせる
縄文のような世の中を
創りたい
この一心で
天下を取ることを
目標にしていました
そしてこの考えでいくと
天下を統一する者は
武士ではなく
百姓でなければならない
武士が国のトップいたのでは
世間からはいつまでも
侍が偉い
という印象が拭えません
そこで信長は
百姓の出自である
秀吉に
天下統一の役目を
願い入れることにするのです
血の通っていない者に継ぐ
天下を取る目前に
もうひとつ
信長は統一後の
心配ごとに
世襲制がありました
以前、将軍の
足利義輝に会った時
器量を持ち合わせていない者が
親から権力を継いでしまうことで
適切な統治が行えなくなることを
目の当たりにしていました
そのため、48歳となった信長は
まだ正常な判断ができる内に
自分の子どもや特定の家臣に
権力を渡したいという欲が
出てしまわない内に
表舞台から姿を消すことを
決心するのです
世襲制ではない制度で
平和な世を次に継げる方法を
秀吉や家康に託すのでした
天下統一の台本
信長の考えを基に
秀吉が天下を取るまでの流れを
皆で練ります
本気で平和な世を願う
5人の仲間たちです
濃姫、明智光秀、徳川家康、
羽柴秀吉(後の豊臣)、ねね
台本はこうです
光秀が信長を討つ口実とするため
信長が光秀をいびり始める
信長は光秀に取られやすいように
忍びで本能寺にて
お茶会を開いていることにする
秀吉は
すぐに加勢にいけない理由作りに
別の場所で
戦に苦戦している状況とする
光秀が信長を討ったあとは
その敵討ちとして
秀吉が光秀を討ちにいく
こうして
百姓が天下を統一する
家康はその後の
秀吉の補佐として
協力していく
これが世に流れていない
戦国の終盤で作られた
天下を統一する台本です
本能寺の変
舞台を表に移します
秀吉が軍を引き連れ
遠征している中
安土城にて光秀と濃姫による
徳川家康への
接待が行われます
ここでも信長は
光秀の対応がなってないとして
いびり倒していました
ここに、秀吉から
遠征先で苦戦しているための
援軍の要請が届きます
援軍には光秀が出兵するとして
家康は安土城をあとにし
信長は小姓衆を連れて
別の遠征の準備のため
本能寺に移ります
数日後
秀吉の援軍に向かう光秀が
突然何かに意を決したように
「敵は本能寺にあり!」と叫び
安土城へ戻り
信長が潜伏する本能寺に
火の矢を放つのです
火の海と化した本能寺を以って
信長は討ち取られた
とされていきます
信長はこれにて無事に
表舞台から姿を消したのでした
今回は以上です
最後までお読みいただき
ありがとうございました