地球と似た星の話

星を眺めていると
一度は必ず経験する

地球と同じような星が
宇宙のどこかに
存在しているのではないか

という妄想。

実は地球と似た星は過去に実在しており
同じような問題に直面していました。

今回は、その星がどのような問題を抱え
どのように解決していったのかを
お話していきます。

 

支配されていた星

その星を仮に「ペタ」と呼びましょう。

ペタには
地球と同じような生態系があり
皆が豊かに生きていました。

そして地球人と似た生物
人が生息していました。

彼らは私たちと同じように
食事や労働をして生活をします。

お金と同じような通貨もあり
働くことで得られる社会構造でした。

会社のようなグループもあり
互いに競い合っていました。

地球と同じ競争社会です。

そしてその社会を作り上げたのが
ペタにやってきた外の宇宙人です。

彼らを仮にアルと呼びましょう。

アルが欲しかったもの
その2台要素が
「労働力」と「争い」です。

ペタの人は元々
愛を持っていました。

アルは当時の優しい社会を崩壊させ
争いの文化を形成していったのです。

その方法として使われていたのが
彼らの常とう手段である
「お金の流通」と「社会的地位の付与」です。

競争が競争を生む

さて、優れた功績を残した者が
お金と地位を与えられる社会
となったわけですが

そのためには
ペタ全土で争いが絶えませんでした。

知識で優位に立とうとする者
力でねじ伏せようと戦争を起こす者

お金と地位を得るために
常に競争が続いていました。

競争で生むものは
競争でしかありません。

奪い奪われ消耗していきます。

やがてペタの文明は
滅亡寸前にまで
衰退していきました。

似た道を歩む星

ここまでペタの特徴を
お話してきました。

この社会性を見ると
今の地球もそれと全く同じ状況に
陥っていると言えます。

言い方を変えると
地球はペタと同じ道を歩んでいるのです。

地球も元は
愛のエネルギーの集まりでした。
人々が互いに認め合い共存する文明。

これが壊された原因は
私たち人間にではなく
ペタと同じく外からの干渉にありました。

競争社会とは、
私たちが豊かに生きるためではなく
アルによって作り出されたものなのです。

愛を持って星を守る

話をペタに戻します。

争いの末に
文明の危機に瀕したペタですが、
流れが一転します。

彼らは、お金と地位をすべて
捨てることにしたのです。

皆が豊かになるどころか
互いに苦しめ合っているのであれば
無い方が良い、と判断したのです。

生きていく中で知り得た知識や技術は
自分が一番になるためではなく

共に生きていく仲間たちと
分け合っていくものである
という考え方に帰還したのです。

それからのペタでは
アルの姿が減っていき
次第にいなくなりました。

愛は愛を呼びます。
アルの最も苦手とするエネルギーです。

この話は、これからの地球も同じように
自分たちで地球を守っていく流れを
示唆しているのかもしれません。

現にそのような兆しは見えていて
人々もそれを感じ取っているのでは
ないでしょうか。

今が転換の時期なのでしょう。

 

今回は以上です。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。